TEACHER

教員

行動科学領域

木村 昌紀 教授 KIMURA Masanori

研究テーマはコミュニケーションと対人関係の心理学です。「コミュニケーション」では、目に見えない、かたちのない"こころ"を他者に伝え、他者の"こころ"を理解するために、言葉はもちろん、表情や視線など様々な手がかりを使います。それを繰り返すうちに展開するのが「対人関係」です。誰かに出会い、魅力を感じ、親しくなり、いざこざが起きることもあります。研究から、人と人の関わりを紐解くヒントを得たいと考えています。

専門領域

社会心理学、感情心理学

関連リンク
LABO

対人関係心理学研究室

現代社会の変化の中で、人と人との関わりの難しさや複雑さがあらためて注目されています。このゼミでは、コミュニケーションや対人関係の心理学を中心に、各自の関心に基づいて研究します。研究計画の立案から、データ収集や分析、発表に至るまで、ゼミメンバーで話し合い、協力しながら遂行していきます。人と人との関わりの中で一緒に学んでいきましょう。
受験生の方へ

私は、心理学を学んで人生が変わったと思っています。心理学という学問に魅了され、この道を歩んで行くことを決めたのはもちろん、心理学を学んでいく中で多くの出会いがありました。心理学を教わった先生や同級生、先輩、後輩との関わりが、現在の私という人間を形作っています。みなさんにも心理学の面白さを知ってもらいたい。また、心理学の学びを起点にして、たくさんの人に関わってほしい。そして、人と人との関わりの中で学ぶことを、一緒に学んでいきましょう。

小林 知博 教授 KOBAYASHI Chihiro

小学校時代にアメリカに住んだことがきっかけで、日米で対人行動が随分と異なることに気づいて人の心理や行動に興味を持ち始めました。卒業論文から博士論文まで一貫して、人の自己や他者認知・対人行動に、文化や状況が与える影響について検討してきました。最近は、文化はもちろん、対人認知・コミュニケーション、様々な社会集団(国籍、人種、性別やジェンダー、職業等)における非意識的なバイアスなどに興味を持って研究を行っています。

専門領域

社会心理学

関連リンク
LABO

社会心理学研究室

3年ゼミではグループでテーマを決めて「ミニ卒論」を書き、卒業論文を書くトレーニングを行います。4年生で取り組む卒業論文は、ゼミ生それぞれが、「個人的な関心」や「社会問題の解決を目指して」検討したいテーマを設定し、仮説を立て、データを取って分析し、仮説を検証して考察していきます。卒業論文テーマとしては、例えば「『挑戦や学習をすると成長できる』という考えを持つ人はストレスを感じにくいか?」「SNSの利用時間が長い人は痩身願望が強い?」「コンサートで拍手・手拍子をすることによって観客の満足度は上がるか?」など、社会生活の様々な側面に関係するものを興味に応じて設定し、4年間の学びの集大成として取り組んでいます。
受験生の方へ

「心理学は理系の人が進む分野ですか、文系の人が進む分野ですか」とよく聞かれます。答えは「人に興味がある人であれば、どちらの人でも進める分野」です。ただし現代心理学の特徴は、人間の行動について「仮説を立て、実験や調査をしてデータを取り、立てた仮説を検証する」というものなので、できれば数字が嫌いでない方が良いでしょう。また、いろいろな人間の行動について興味を持って取り組むことになりますので、好奇心がある人の方が向いているかもしれません。

また、「心理学を大学で学ぶと人生にどのように役立ちますか」という質問もよく聞かれます。心理学を学んでも、占いのような「性格・相性判断」や、「相手が何を考えているか」を読むことはできません(笑)が、「データをもとに他者の行動を事前に推測する」ことはできるようになります。そのメカニズムを知ることはとても楽しいです。ぜひ大学に来て学んで下さい。

矢野 円郁 教授 YANO Madoka

学生の頃、冤罪という社会問題が人の記憶の特性によって生み出されていることを知り、記憶研究に没頭しました。
また、健忘症など高次脳機能障害をもつ方々の認知リハビリテーションやその研究も行いました。最近は、ジェンダー問題に関心が強く、「男らしさ/女らしさ」に縛られない自由で寛容な社会の構築を目指した研究を行っています。

専門領域

認知心理学、ジェンダー

関連リンク
LABO

認知心理学研究室

人の認知機能の仕組みについての基礎的な研究だけでなく、日常場面での問題の解決に取り組んでいます。冤罪を減らすにはどうしたらよいか?様々な不平等をなくすにはどうしたらいいか?現状に問題があっても仕方がないものとあきらめてしまうのではなく、疑問をもち、問題の根本を見極め、その原因を解明し、改善していく方法を研究します。
受験生の方へ

受験勉強は順調ですか?なかなか覚えられなくて困ったことはありますか?認知心理学は「記憶する(覚える)」仕組みを解明してきました。今まで勉強が苦手だった人も、認知心理学を学ぶことで、どうしたらうまく覚えられるかが分かり、覚えることがきっとうまくなるはずです。

平岡 大樹 専任講師 HIRAOKA Daiki

赤ちゃんの「泣き声」は,養育者の保護行動を引き出す重要な信号です。一方で,その声にストレスを感じたり,そんな自分に悩む方も少なくありません。なぜ泣き声が親の脳や心理を揺さぶるのか,どのように多種の行動を引き起こすのか,そのメカニズムを探究しています。私の研究では,心理学の実験や調査に加え,脳科学的手法や大規模疫学調査を用い,泣き声の処理過程や,親へと変化する過程で生じる心身の変容を多角的に解明しようとしています。

専門領域

発達心理学,認知科学

関連リンク
LABO

発達心理学研究室

発達心理学は,人が生まれてから死に至るまでの生涯にわたる心身の変化を理解し,その支援を研究する学問です。当ゼミでは対象を親子に限定せず,「広く変化を捉える」をキーワードに,学生一人ひとりの関心に合わせたテーマを模索します。客観的なデータに基づき論理的に思考するプロセスを重視し,具体的な分析手法などの方法面も強くサポートします。
研究業績

論文

主要な論文

  • Hiraoka, D., Xie, Y., Powers, S., Patterson, G., Chin, J., Brady, N., Yeh, T., & Kim, P. (2026). Investigating the role of executive function in brain responses to infant crying among new parents. Social Cognitive and Affective Neuroscience, 21(1), nsag002.
  • Hiraoka, D., Kawanami, A., Sakurai, K., & Mori, C. (2024). Within-individual relationships between mother-to-infant bonding and postpartum depressive symptoms: a longitudinal study. Psychological Medicine, 54(8), 1749-1757.
  • Hiraoka, D., Makita, K., Hamatani, S., Tomoda, A., & Mizuno, Y. (2023). Effects of prenatal cannabis exposure on developmental trajectory of cognitive ability and brain volumes in the adolescent brain cognitive development (ABCD) study. Developmental Cognitive Neuroscience, 60(101209), 101209.
  • 平岡大樹. (2023). 親になること 計量書誌学分析を用いた研究動向と展望. ベビーサイエンス, 23, 21-36.
  • Hiraoka, D., & Nomura, M. (2020). The influence of cognitive load on maternal postural sway and heart rate in response to infant vocalizations. Developmental Psychobiology, 62(6), 829-840.

著書

[テキスト] 

  • 平岡大樹. (2025). 子育てと児童虐待. 今福理博・鹿子木康弘 (編), エッセンシャル教育心理学 (pp. 256-269). 大学教育出版.
受験生の方へ

心理学と一口に言っても,「何を,どうやって,何のために」研究するかで切り口は多様です。神戸女学院大学は,その幅広い領域を少人数環境でじっくりと経験し,専門性を深めていける場であると考えています。今皆さんが抱いている好奇心やモチベーションを大切に,ぜひ本学で新たな一歩を踏み出してください。

臨床心理学領域

石谷 真一 教授 ISHITANI Shinichi

学部・大学院で心理士(師)を目指す学生の養成教育と実践指導の傍ら、メンタライジング・アプローチによる親子への心理的援助の実践と研究にも携わっています。また学校・教育領域や児童福祉領域で働く心理士(師)へのコンサルテーションやスーパービジョンに従事しています。身体・情動・脳が結びついて関わりの中で傷つきから回復・解放される過程に関心があります。

専門領域

関係発達と発達精神病理、愛着とメンタライゼーションに基づく心の援助、トラウマ・インフォームドケア

関連リンク
LABO

発達臨床心理学研究室

学部ゼミでは、幼児の心に触れ合う経験をしてもらうため、幼稚園で人形遊びを通した関わり実習を行っています。心理臨床で幼児・児童の愛着の測定にも使われるstory stem narrative profile(SSNP)を応用した面接技法です。 大学院のゼミでは、修士論文の指導を行うほか、メンタライジング・アプローチやメンタライジングのアセスメントを紹介しています。
受験生の方へ

 心は目に見えないものなので、目に見えるヒトの様々な言動から、心の仕組みや働きを推論するのが心理学です。推論と言っても科学としての厳格なルールに基づいて進めなければなりません。それが実験や観察や調査といった心理学の研究法です。 臨床心理学は上記の心理学の一分野です。実際に心の問題で困っておられる方に役立つ援助法を開発し実践していく学問です。臨床心理学にも科学としての厳密さは不可欠です。そのために臨床心理学独自の心の理解の仕方、調べ方、援助の仕方もあるわけです。

 私は困っておられる方の心を理解する際に、第一にその方が誕生以来どのような人間関係の中で心を作り上げてこられたのかを重視します。それが発達臨床心理学です。問題や事象を単純化するのではなく、複雑多様な現実を多面的・複眼的に捉えることを目指しています。

須藤 春佳 教授 SUDOU Haruka

「親友関係」をテーマに、子どもの心の変化・成長について探求しています。10歳前後の子どもの心は奥深く、心の成長においてターニングポイントとなるところ。この時期の親友は、自分を作る上で重要となる、自分を照らし出す鏡のような存在です。児童文学に描かれる世界や、調査研究や臨床事例を通してこれらの現象を探求しています。

専門領域

子どもの心の発達と心理療法、児童・青年心理学、分析心理学、夢やイメージを用いた心理療法

関連リンク
LABO

子ども臨床心理学研究室

「想像の仲間」「移行対象」「友人関係」など、子どもの心に関する事象や、児童文学作品・映画を通して子どもの心の創造性や想像力豊かな世界にアプローチ。子ども時代の感受性は大人になるにつれ忘れてしまいがちですが、私のゼミでは、箱庭制作やミソドラマの体験などを通して心を動かし、子どもの心を感じ、考える機会を提供します。
研究業績

著書

[単著] 

  • 前青年期の親友関係「チャムシップ」に関する心理臨床学的研究 風間書房 2010.

[共著]

  • 視覚障害をもつ子どもの遊び 日本遊戯療法学会編 「遊びにみる子どもの心」所収 日本評論社, 2014.
  • 「チャムシップ関係」という視点からみた心理療法(皆藤章・松下姫歌 編 「心理療法における「私」との出会い」所収)創元社,2014.
  • 視覚障害をもつ子どもの遊戯療法 (伊藤良子他編「身体の病と心理臨床」京大心理臨床シリーズ第8巻 所収) 創元社 2009.

論文

[単著]

  • 「『思い出のマーニー』にみる思春期女性の心の変容-移行期の心を支える想像の仲間・親友と、母なるものとのつながり」ユング心理学研究」第15巻『共感力のゆくえ』,2023 
  • 「『親子関係の友だち化』の検討 ― 青年期女子の母娘関係と自尊感情を通して」神戸女学院大学論集 第68巻1号, 2021.
  • 「女子大学生の友人関係とSNS コミュニケーションの特徴―気遣いと心理的居場所感に着目して―」神戸女学院大学論集 66巻第2号,2019.
  • 「プレイセラピー(遊戯療法)の治療要素と治療効果に関する研究-国内と海外の研究を通して-」神戸女学院大学大学院人間科学研究科心理相談室紀要 第19号, 2018.
  • 「青年期のバウムテストの特徴と,チャムシップ体験・想像の仲間体験との関連」心理臨床学研究 第35巻4号, 2017
  • 「友人グループを通してみる思春期・青年期の友人関係」神戸女学院大学論集 第61巻1号,2014.
  • 「プレイセラピーをはじめて学ぶ-臨床心理面接特論での実習における大学院生たちの学びを通して-」 神戸女学院大学大学院人間科学研究科心理相談室紀要 第14号,2013.
  • 「親友関係の光と影」 神戸女学院大学論集 第58巻第2号,2011.
  • 「"親友関係"についての一考察 ―文化・社会・心理学的視点からの検討―」 京都文教大学 臨床心理学部研究報告 第1集, 2009.
  • 「Chumship形成という観点からみた思春期女子との心理面接過程」 心理臨床学研究第26巻1号, 2008.
  • 「登校しぶりをきっかけに来談した、視覚障害女児とのプレイセラピー」 遊戯療法学研究第8巻第1号, 2009.
  • 「前青年期の「chumship体験」に関する研究--自己感覚との関連を中心に」心理臨床学研究 第20巻6号, 2003. 他

[共著]

  • Play therapists in Japan: Training, methods, practices, and perceptions.International Journal of Play Therapy, 32(4),2023
  • 「友人・親への自己開示を通してみる青年期の友人関係と親子関係--」神戸女学院大学論集 第70巻1号,2023.
  • 「夫婦の育児行動の認識と育児ストレスとの関連」神戸女学院大学女性学評論37号,2023.
  • 「学校現場における事例の見方や関わり方にあらわれる専門的特徴--教師と心理臨床家の連携に向けて」心理臨床学研究 第26巻2号, 2008.
  • 「学校現場における教師と心理臨床家の「視点」に関する研究」心理臨床学研究 第25巻4号, 2007.  他
受験生の方へ

大学での学びにおいて大事なのは、「探究」です。知識を自分の中に入れるだけでなく、自ら疑問をもち、考え、感じ、体験し行動するなかで、自分自身が主体的に取り組むテーマを探すことが求められます。受け身ではなく、主体的にかかわる姿勢を身につけられることを期待しています。

鶴田 英也 教授 TSURUTA Hidenari

私の専門は心理臨床学で、公認心理師と臨床心理士の資格をもって、教育と研究、そして学生相談や病院などで臨床実践に携わっています。また最近では障害学生支援にも携わっています。主たる研究テーマは、バウムテストをはじめとする描画や箱庭、遊びや夢、物語などに秘められた、イメージの治療的可能性を探っていくことです。

専門領域

心理臨床学

関連リンク
LABO

イメージの心理臨床学研究室

私の主たる研究テーマがイメージの力ということで、題材は描画や箱庭や夢だけでなく、絵本や昔話、マンガやアニメや映画や小説など多岐に渡ります。実際にゼミ生もそうした題材に関心の高い人が多いです。ですがゼミ生には常々、イメージに限らず個々の内面に根づいた心理学という"自分の木"を育ててほしいと願っています。
研究業績
  • (2023)バウム変化をよみとる視点の生成 箱庭療法学研究第35巻第3号 p65-76
  • (2020)「根づき」の心理学 箱庭療法学研究第33巻第1号 p65-74
  • (2014)バウムのコスモロジー④ 杖立伝説とバウム、深層心理学からのアプローチ 神戸女学院大学論集61(2) p181-194
受験生の方へ

受験勉強では、一つの問いに一つの答えを導き出すことを学びます。しかし、その先の大学での学びではむしろ、答えのない問いにぶつかったり、問い続けるという体験が大切になってきます。そこで必要とされるのは、あれかな、これかなとさまよったり試したりする、いわば遊び心のようなものです。そうした学びを満喫するためにも、まずは目の前の受験勉強に頑張って取り組んでください。

若佐 美奈子 教授 WAKASA Minako

精神分析家Bion,W.R.の提示したコンテインと呼ばれる概念を医療、教育、福祉、司法分野の臨床に活かす実践について研究しています。医療分野では、患者の自己決定権が尊重されるようになりましたが、深く傷ついた人・子どもに対等の関係や自己責任を求めるのも、また難しいものです。傷つき病んだ人を真に援助するとはどういうことか、コンテイン概念を鍵に、セラピストのこころに喚起される感情や感覚、イメージを用いた実践をしています。

専門領域

精神分析、臨床心理学、臨床実践指導

関連リンク
LABO

精神分析研究室

若佐ゼミは、グループ・ディスカッションを重視します。学部ゼミでは、自分の体験を活かした卒業研究が執筆できるよう指導します。大学院ゼミ生の研究テーマは、障害児のきょうだいや離婚家庭の子どもの援助、ペットと人間との互助的な関係など様々です。心理臨床家は、自分自身を理解し、好奇心を持ち、自由で、タフであることが必要であり、仲間と臨床について議論し、それらの力を培ってほしいです。
受験生の方へ

あなたは大学生活をどのように過ごしたいですか。臨床心理学、精神分析学を学ぶことで、あなた自身や、家族や友人・恋人との関係、これまでの様々な出来事について、新たな視点で眺めることができるようになるかもしれません。
臨床心理学、精神分析学を学ぶには、理論の勉強はもちろん、体験的理解が非常に重要です。大学時代は、アルバイトやボランティア、趣味など、様々な体験をすることで感性を磨き、物事に深くコミットするのに最適な時間です。あなた自身の人生の可能性をどんどん広げていってください。

西嶋 雅樹 准教授 NISHIJIMA Masaki

心理臨床実践の現場として教育関係の現場を中心に歩んできました。「学校」や「教育」の場は多くの人が不可避に辿る場です。こうした現場での実践に根ざして,児童期から青年期あるいはその方々の親御さんの心理療法や教員との連携について考えています。近年は漫画やアニメについて書いたり話したりする機会も増えつつあります。

専門領域

心理臨床学,臨床心理学

関連リンク
LABO

学校臨床心理学研究室

卒業研究のテーマとしては思春期・青年期の心理やSNS、ファン行動などが挙げられます。本ゼミでは学生一人ひとりの関心を広げ,掘り下げることを大切にしています。ゼミ活動を通して少人数での意見交換やワークショップ形式の活動を繰り返します。相互交流を繰り返すことで,卒業研究に向けて安心してディスカッションができる場を提供します。

受験生の方へ

勉強をしていると「わからない」という感覚で嫌になることはないですか? この「わからない」という感覚は,新たなことを知ったり考えたりする上でとても大事な原動力です。そもそも私たちが専門的に扱う人の心は,簡単にわかるものではありません。「わからない」という感覚と付き合いながら地道に受験勉強を続けることは大学での学びの基礎体力作りにつながりますので,諦めずに頑張りましょう。
大学でお会いできるそのときを,楽しみにしています。

文山 知紗 専任講師 FUMIYMA Chisa

主な研究内容は発達障害グレーゾーンと描画の関連性についてです。ことばにならない思いや心の内をうつす媒体として、描画を用いていますので、描画全般に興味があります。医療、教育、福祉の3領域で心理検査を含む臨床実践を行ってきました。療育や学習支援経験もあります。診断のありなしに関わらず、発達障害の傾向をもつ方が少しでも過ごしやすくなる支援やサポートを考えていけるよう、今後も研究と臨床をすすめていきたいと思っています。

専門領域

臨床心理学、心理臨床学

関連リンク
LABO

発達障害とアセスメント研究室

「発達障害」に興味や関心のある方が多い研究室です。まずは発達障害に関する知識を文献購読等でインプットしつつ、どのような支援方法があるか、こころの内はどうなのか、といったところをディスカッションし、考えや理解を深めていきます。また、発達障害に関わらず、ゼミ生の興味関心を大切にし、みんなで卒業論文執筆に向けて日々ディスカッションや様々な臨床心理学的体験ワークを行っています。ゼミ生自身の考えや思いも大切にしつつ、多様性も受け入れられる素地を培えるよう、参加者みんなで主体的にゼミを作っています。
受験生の方へ

心理学は、人のこころについて考えると同時に、自分のこころと向き合うことにもなる学問です。自分のこと、まわりの人のこと、ひと全般のこころにまつわること、いずれかでもじっくり考えてみたい方には、きっと充実した学びにつながる分野だと思います。高校生活までとは違った、新しく深い学びを、ともに探究していければうれしいです。自然豊かな岡田山の地でお会いできますこと、お待ちしております。

精神保健・福祉領域

吉益 光一 教授 YOSHIMASU Kouichi

医学部では主に自閉症やADHDなど発達障害の疫学研究をしていました(エコチル調査)。現在はそれに加え、精神医学全般について、特にどのような精神医学の教育方法が、公認心理師や精神保健福祉士を目指す方に対して効果的であるかに関心を持っており、精神病理学など従来の古典的精神医学の重要性を痛感しています。

専門領域

精神医学

関連リンク
LABO

精神医学研究室

発達障害に関する研究の他、スクールカウンセラーのストレス研究、コロナ禍におけるメンタルヘルス研究など、また、体験型のテーマとしてマインドフルネスストレス低減法の実践研究などの選択肢もあります。また、少し大きなテーマですが、「精神障害者の地域移行支援」「精神医学の歴史と今後の展望」といったテーマも考えています。
受験生の方へ

受験勉強に励んでおられると同時に将来の進路や成績、人間関係などについて色々と悩み苦しむことも多いかと思います。精神医学は病気の原因が何であれ、人の心の苦しみを除き、癒すことが最終目標です。将来どんな仕事に就いても、大学時代に精神医学を学ぶことは大いに役立つことになると思います。

宮脇 英子 専任講師 MIYAWAKI Eiko

こころの病気は身近な疾患となっていますが、病気による辛さや生活のしづらさは周囲から理解されにくく、偏見や差別によって社会生活上の課題が生じることもあります。精神疾患のある人が病気や障害を持ちながらも自分らしい人生を生きていくプロセスを支えるために、個人と社会とのつながりに注目してアプローチしていくソーシャルワーク実践に関心をもっています。

専門領域

社会福祉学(精神保健福祉・ソーシャルワーク)

LABO

精神保健福祉研究室

社会福祉学は、社会正義や平等の実現を目指す学問領域です。何を正義とするか、また平等といえるのかは時代や文化、個人の価値観によっても異なりますが、現在の社会福祉の仕組みでは解決しきれない問題がたくさんあります。一人ひとりの持つ可能性を生かせる環境とは?誰もが安心して暮らせる社会にするためには?当事者や支援者から学び、多様な視点から議論していきます。
受験生の方へ

私が社会福祉学に興味を持ったのは星野富弘さんの『愛、深き淵より』という本との出会いがきっかけでした。中途障害により自分自身を不幸だと捉えていた時期から、人とのつながりやサポートを受けて生活をする中で、自己の捉え方や生き方を変容させていくプロセスがなぜ生じたのかということに関心を持ちました。

人は誰もが強さや可能性を秘めた存在であり、それを引き出し、サポートすることができるとしたらどのような方法があるのだろうという問いを持ち続けています。安心に暮らすことにとどまらず一人ひとりが生きる意欲や喜びを感じることができる生活環境、社会とのつながりとはどのようなものなのか、ぜひ一緒に考えてみませんか。