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学部・教育
人と社会の懸け橋となる心のスペシャリストを目指す
心理学部では3つの領域に加え、本学の特色でもあるリベラルアーツ教育により音楽や女性学など他学科の授業も履修することができます。心理学部の学びを中心としながら400以上の他学科の学びを組み合わせることで、あなたに合ったカリキュラムで可能性を広げ、人生を豊かにする助けとなります。
心理学の専門職を目指す方はもちろん、一般企業などへの就職を目指す人にも役立つ心理学を幅広く学ぶことで、多岐にわたる将来設計を描くことができます。
心理学部の「カリキュラム」を知る
POINT 01 3領域横断で心理学を深める
行動科学領域、臨床心理学領域、精神保健・福祉領域の3領域を横断的に学習し、人の心との向き合い方を探求しながら、自分の将来に合った進路を選択することができます。
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行動科学領域
データ分析を活用して人の行動や社会の背景にある心の動きを探究し、日常生活で応用できる知識と技能を身につけます。
[学びのキーワード]
記憶のしくみ/コミュニケーション/対人関係/集団/文化/社会問題と心理
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臨床心理学領域
心理検査や心理的援助技法を実習や演習を通じて実践的に学び、心理支援の専門的な知識と技術を習得します。
[学びのキーワード]
カウンセリング/親子関係/愛着と自己形成/無意識/思春期の心/イメージの可能性
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精神保健・福祉領域
精神疾患や障がいのある人が安心して暮らせる社会の実現に向けて、個人支援、公的支援など幅広い知識のもとに探求します。
[学びのキーワード]
精神保健/ストレス社会/ソーシャルワーク/精神疾患/公衆衛生/発達障害/社会福祉の仕組み
POINT 02 幅広く心理学に触れた上で専門分野を決定
入学時に専門領域を選択する必要がありません。1・2年次に心理学の基礎や各領域について幅広く学んでから、3年次に専門領域を決めることができます。
教授陣には、認知心理、社会心理、対人関係、対人援助、臨床心理(発達、学校、家族、子ども、イメージ)、精神医学、認知情報処理など、多様なテーマを扱う専門家がそろっています。
4年間の流れ
POINT 03 幅広いキャリア形成の支援
心理系キャリアサポートルームでは、国家資格である「公認心理師」「精神保健福祉士」などの取得から「メンタルヘルス・マネジメント®検定」合格のサポートまで幅広く学生のキャリア形成支援を行っています。
1・2年次には教員が学修のアドバイスをおこなうアカデミック・アドバイザー制度も導入しており、修学計画や方法に不安があったら相談することができます。半期ごとに「学修計画書」を作成することで、大学での学びの方針や心配事を視覚化し、自分自身で計画を振り返ることにも繋がります。
心理学部の「人」を知る
心理学部に向いている「人」は?
「人の心」に関心のある皆さんを歓迎します。
- 対人援助や精神保健福祉の実践を学びたい人
- 心が関わる社会問題に関心のある人
- 人の多様性やコミュニケーションについて学びより良い人間関係を築きたい人
心理学部でどんな「人」になれる?
大学3ポリシーのもと、心理学部では人間やそれを取り巻く自然や環境に対して、深い専門的知識、技能を有し、実証的論理力を持ちつつも感受性豊かに、多様な文化的背景を持つ人々ともコミュニケーションができる人格を養成します。
学生たちの多様な学びを見てみよう
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FILE 01 心理学の知識を活かし周りの人と信頼関係を構築したい
もともと人と話すことが好きだった私は、コミュニケーションスキルを磨ける学問として、心理学に興味を持っていました。進路決定のきっかけになったのは神戸女学院大学のオープンキャンパスです。体験課題でその面白さに触れたことで、「専門的に学びたい」という思いが高まりました。実践的な授業を通して実感しているのは、会話における、表情やしぐさ、香りといった非言語的なコミュニケーションの重要性です。
学部で身につけた心理学の知識の活用は、「女子大学生のラブスタイルと恋愛における消費行動の関係性」をテーマとした卒業研究を進める上で欠かせないものとなっていますが、それだけにとどまりません。アルバイト先での接客など日常生活にも取り入れることで、コミュニケーションスキルが向上しました。卒業後、社会人としての目標は、周りの人から信頼される存在になること。相手を尊重しながら積極的に意思疎通を図ることで、周囲との良好な関係を築いていきたいと考えています。
▽インタビュー
私が心理学を学ぶ理由[卒業論文テーマ]
女子大学生のラブスタイルと恋愛における消費行動の関連性
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FILE 02 公認心理師・臨床心理士の資格取得を目指して
幼少期から心理ゲームが大好きで、自然と心理学部に進みたいと考えるようになりました。神戸女学院大学を選んだのは、公認心理師だけでなく、臨床心理士の資格も取得できる環境が整っているからです。また入学後に実感したのが、少人数制の学びやすさ。学生からの授業中の質問に、先生方が丁寧に対応してくれるのが印象的でした。
授業の中でも特に貴重な経験だったと感じるのは、4年生の時に履修した「心理実習」です。医療、福祉、教育、産業・労働、司法の5領域の臨床現場を訪れ、利用者さんとのコミュニケーションを学ぶことができ、将来に役立つスキルを得られました。また学科では、グループ活動や発表の機会が多数あります。自分の意見をわかりやすく伝える力が身についたほか、仲間たちの多様な意見に触れることで視野を広げることができました。目下の目標は、公認心理師と臨床心理士の2つの資格を取得すること。大学院で専門性を高めながら、2年後の国家試験・資格試験に向けて、対策を進めていきたいと思います。[卒業論文テーマ]
楽観的思考と親の養育態度が大学生の自尊感情へ与える影響
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FILE 03 子ども食堂でのボランティアで心理学の学びを実践
入学の決め手になったのは、先生方との距離が近く、意欲次第で学びを深められる少人数制。また、幅広い教養を身につけられるリベラルアーツ教育も大きな魅力でした。大学の学びで特に印象に残っているのは、授業を通して関わるようになった子ども食堂での活動です。
約9か月間、勉強会やイベントを企画・運営する中で、一緒に活動する学生一人ひとりの意見に耳を傾けたり、常に子ども食堂や保護者の立場に立って考えたり、コミュニケーション能力を鍛えることができました。この取り組みをきっかけに、現在も複数の子ども食堂でボランティアとして活動しています。心理学の知識を活かしながら子どもたちとコミュニケーションを取る中で、心を開いてくれたと感じる瞬間に大きな喜びを感じます。将来の夢はヒット商品の開発を牽引することと、海外で働くこと。失敗を恐れず未知の世界に飛び込んで経験を積んでいきたいです。
▽Stories
・大好きなことを見つけられる大学 ‐「子ども食堂」ボランティアで得た経験‐[卒業論文テーマ]
大学生が持つこども食堂へのイメージ ―コミュニティ感覚の視点から―
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FILE 04 きめ細かいサポートで目標の精神保健福祉士に
心理学部の特徴の一つは、臨床・行動・福祉の3領域を網羅できることです。行動科学領域のゼミで研究したいという思いがあったものの、最初から領域を狭めずに幅広く学んで視野を広げられることに魅力を感じて進学を決めました。現在は、相手を尊重しながらもしっかりと自分の意見を主張するコミュニケーションスキルの一つである「アサーション」をテーマとした卒業研究の論文を執筆中。
並行して、精神保健福祉士養成課程を履修し、国家試験対策に取り組んでいます。入学後に精神保健福祉士という資格があることを初めて知り、精神科ソーシャルワーカーに憧れを抱くようになりました。日々の学びから福祉施設・医療機関での実習、就職活動まで、養成課程の職員の方による手厚いサポートを支えに、合格に向けて励んでいるところです。卒業後は精神保健福祉士として働きながら、社会福祉士などの資格取得にも挑戦し、ステップアップしていきたいです。
▽インタビュー
私が精神保健福祉士を目指す理由[卒業論文テーマ]
相手の年齢と性別が女子大学生のアサーション行動に及ぼす影響
その他の卒業論文テーマ
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拍手・手拍子が観客の満足度に及ぼす影響
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メイクの過程における気分の変化
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女子高校生の自己肯定感に影響を与える要因
- ジェンダーレスおもちゃの必要性の検討
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好きな対象の画像が与える心理的効果
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境界域の知能に該当する人たちの困難
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対人不安がマスク着用時の表情認知に影響するか
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商品パッケージのデザインが購買意欲に及ぼす影響
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対人場面における認知的方略が友人との付き合い方に及ぼす影響
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大学生のLINEのアイコンと自己呈示の関連
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小学校での教師との関わり経験がソーシャルスキルに与える影響
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ファン心理における「育成の魅力」についての検討